エリスがフェリシアの奴隷になって15日が過ぎた。
本来、奴隷の間エリスはフェリシアの身の回りの世話をしなくては成らないのだが、この15日エリスはフェリシアの寝室の有る塔から出ていない。
理由は簡単でエリスの体調が優れなかったからだ。
元々エリスは刑場で懲罰としては十二分に重い罰を受けたのだが、その時フェリシアの心を理解出来なかった事を恥じ、もう一度罰を受けたのだからたまらない。
記録上最高回数の鞭打ちはエリスの肉体をボロボロにしていた。
フェリシアは自分の体調の悪さを正直に言わなかったエリスを厳しく叱り付ける。
だが調子に乗って何度もエリスのアヌスを犯し体力を減少させた負い目が有ったので“御仕置き”までは出来ないフェリシアだった。
その夜、医者でもあるリーザの許しを得て久々にエリスを犯すフェリシアだった。
騎上位でエリスを突き上げながらフェリシアは意地悪くエリスに質問する。
「どう?エリスのお尻、切れちゃったのは治ったかしら?」
エリスは指の腹でアヌスを撫でられながらフェリシアにしがみ付いていた。
「陛下、虐めないで下さい。久し振りなのに何でそんな意地悪を・・・・ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
エリスのアヌスを責める指に力が篭もった。
エリスは括約筋を引き締めてフェリシアの指の進入を防ぐ。
「アラ、如何したの?綺麗にして来なかったのかしら?」
そう言って指を沈めるフェリシアだがエリスは身体を揺すって逃げようとした。
「今晩はリーザが私を診に来ます。御願いです、御許し下さい!アッいやあぁぁぁぁぁぁぁっつ。」
遂にフェリシアの指がアヌスに沈んだ。
アヌスの処女を散らされたとは言え、その後10日以上、手が付けられていないアヌスは処女に等しい。
フェリシアの細い指でも痛みが伴った。
「大丈夫よ、こんなに遅くなっても来ないんだもん。リーザも忘れてるって・・・・・・・」
更に激しくエリスの腰を突き上げるフェリシア。
だが・・・・・
「忘れていませんよ!僕は貴女に言付けられた用事が手間取って遅くなったんです!」
何時の間にかリーザは二人の足元に来ていた。
「キャーーーッ!」
エリスは悲鳴を上げて身体を隠す。
だが手で胸を隠しただけで更にフェリシアの上に馬乗りに為っていては反ってイヤラシイ。
「陛下、御盛んなのは結構です。エリスとする事も許可しました。しかしエリスのお尻にチョッカイは出さない約束でしょう?」
リーザが腰に手を当てて口を尖らせた。
フェリシアがペロッと舌を出す。
「全く、仕方ないなァ。じゃあ陛下はエリスの診察が終わるまで出ていて下さい。」
フェリシアはエリスを放さないで一瞬で断った。
「嫌よ!第一リズと二人っきりになんて出来ますか!」
等のエリスは気が付いていなかったが、実はリーザはエリスに気が有るのだ。
診察と称してエリスの身体を悪戯するのは間違いない。
「でも陛下、僕が診察しないとエリスのお尻が使えるか解りませんよ?」
ハッキリ言って脅迫である。
流石のフェリシアも言葉に詰まった。
だがエリスを串刺しにしたまま腰を浮かせてると。
「ホラッ、こうすれば診察出切るでしょう?」
と言ってエリスの双臀を割り開いた。
堪らずエリスは絶叫した。
「陛下っ、嫌っ・・・嫌です。こんな格好は嫌ァ・・・・・・・・」
エリスは騎上位でフェリシアのペニスを受け入れたまま、お尻を左右に開かれる。
エリスの背後に立っている。
リーザからはフェリシアのペニスを飲み込んでビショビショに成っている性器も、引くついてるアヌスも丸見えだった。
「仕方ないなあ・・・・・」
と言いながらも覗き込むリーザ、内心は楽しくて仕方が無い。
リーザは自分のカバンから銀色の嘴の様な器具を出す。
それを見たエリスはジタバタ暴れ出した。
「嫌っ、リーザ許して。それを使われるのは、もう嫌なの。お願いよリ-ザ!」
だがフェリシアはエリスの腰をシッカリと掴んでる。
後から嘴状の器具“肛門鏡”を持って近づいて来た。
「イヤッ、イヤァ・・・放して、放してください。お願いです陛下・・・・・」
放す筈がなかった。
これから大好きなエリスの最高にカワイイ顔を見る事が出来るのだから。
「お願い、お願いよリーザ。それは、ソレだけは・・・!きゃあぁぁぁぁぁっ、嫌ァーーーっ!」
冷たい金属製の嘴がエリスのアヌスに突き刺さる。
エリスはフェリシアに抱き抱えられながら泣き叫んで訴える。
「イヤッ、嫌なんです。陛下お願いですから御許し下さい。リーザも後生だから、抜いて・・・ソレを抜いてェ・・・・・!いっ痛ァーーーーっ。」
フェリシアはエリスのお尻を抓るとエリスを叱り付ける。
「エリス、何をしてるんです?貴女の治療なんですよ?大人しくしなさいっ!」
「だって、だって・・・!きゃっ、駄目ッリーザお願いよ。広げ無いで・・・・・・・」
だが嘴はユックリと広がってエリスの括約筋を抉じ開ける。エリスは生きた心地がしなかった。
「ううっ、グスッ陛下、御願いですから如何かそれ以上広げ無いで下さい・・・・・」
だが肛門鏡の嘴は無情にもドンドン拡がっていった。
「ああ・・・それ以上は・・・・・ダメ、ダメェーーーッ!もう許して、許して下さい。御願い、御願いですから・・・!イヤーーーッ、無理です。助けて、助けて下さい。御願いです。御願いです陛下っ!」
フェリシアはリーザに声をかけた。
「リズ、エリスのお尻は如何なの?まだ傷が有るの?」
リーザはエリスのお尻を覗き込みながら言った。
「もう傷は塞がってますよ。痕も残っていない綺麗なモノです。でも大事を取って薬を塗って置きますから今晩だけお尻は許して上げて・・・・・・それよりなんて綺麗なんだろう。ピンク色の花の様です。」
途端にフェリシアが文句を口にする。
「チョット!何処を見て言ってるの?」
だがリーザは動じない。
「エリスのお尻ですよ。陛下もエリスのお尻の中は見た事無いでしょう?スッゴク綺麗ですよ。」
そう言われては気に成って仕方が無い。
フェリシアはエリスを放すと四つん這いのエリスの後に廻りエリスのお尻を覗き込む。
「ちょっとリズ、私にも見せなさい。」
「僕は医者として診てるんです。邪魔はしないで・・・・・」
「良いから詰めてよ。マア本当!エリスってお尻の中まで綺麗なのね。本当に花の様なピンク色だわ・・・・・・リズ、薬は私が塗ります。」
「陛下、これは宮廷魔導士にして宮廷医の僕の仕事です。僕の楽し・・・仕事の邪魔をしないで・・・・・・・」
その時、後からジニーが声を出した。
「いい加減になさいな!エリス様が泣いてますよ。御二人ともエリス様に嫌われても知りませんからネ!」
流石に二人とも退いた。
だがエリスは既に顔を真っ赤に染めて涙ぐんでいた。
翌朝、フェリシアは起きると早速侍従に奴隷の服を用意させた。
この布地を極端に節約したビキニを着せて街中を連れ回しエリスが恥かしがる所を楽しむつもりなのだ。
だが別にエリスを虐めて楽しむだけでなくフェリシアには一つ考えが有った。
実はフェリシアは一つ腹に据えかねている事が有った。
勿論エリスに対してである。
確かにエリスは自分の軽率な判断を恥じて何度もフェリシアに謝ったし心の底から反省している。
しかしエリスは肝心の“一言”を忘れていた。
どんなに謝られてもその一言が無ければ許す訳にはいかない。
本当はエリスに自ずから気付いて言って欲しかったが、エリスは鈍い所が有る。
自分から気が付く事はもう望めないだろう。
エリスは今日を入れて後四日間フェリシアの奴隷であった。
だがフェリシアにも公務があり、遊んでばかりは居られない。
奴隷の内にエリスと外出出来るのも今日しかチャンスが無いだろう。
「今日は楽しくなりそうね?」
フェリシアはそっと呟いた。
実際その服を見るとエリスは赤面せずに居られない。
上は比較的、胸をシッカリ隠してくれるが、脇と背中は細い紐だけで胸当てを抑えている。
そして下はハッキリ言って紐だけだった。
お尻は丸出しでTバックなんて生易しい物でなく、かろうじて前だけ隠している様な物である。
エリスが服を見て怯んでいるとフェリシアは下の服を摘んでエリスに笑い掛けた。
「エリス、着替えなさい。今日は外出するんだから。それとも裸で出かけるの?」
エリスはイソイソ着替えだす。
フェリシアは決してひ弱な女性では無かった。
それどころか格闘技までこなす相当のジャジャ馬娘なのだが、一つだけ乗馬が苦手であった。
一人で馬に跨るのも大変で小柄な体格が災いし馬に振り落とされる事も多い。
ただ振り落とされても空中で体勢を整えるし、馬が暴れても一睨みで脅えさせ大人しくさせる事も出来た。
しかし乗りこなす事だけは出来なかった。
さて、そんな感じだからフェリシアが外出する時は徒歩か馬車に限られる。
側近は暗殺、誘拐を警戒し、なるべく外出をさせたく無いのだが当のフェリシアが鉄砲玉では仕方がなかった。
だがエリスが一緒なら別だった。
近隣どころか遠方の国や辺境まで鳴り響くエリスが護衛にいれば襲い掛かる命知らずは滅多に居ない。
またエリスが一緒ならエリスが操る馬に一緒に乗れるのでフェリシアもその方が好きであった。
フェリシアにとって前にしろ後にしろエリスと共に馬に乗り風を切って走るのがとても気持ちが良いのだ。
その上フェリシアは帝位に就いてからも最低月一度、多い時は週二回は城から出て聖都を歩く。
国が傾いてるか、傾いてないかは街を歩き国民の生活を見れば良く分る。
と言うのがフェリシアの持論なのだが大義名分、言い訳に過ぎず、様は街を歩くのが好きなのだ。
最初は御忍びだったが今では市民誰も皆、フェリシアとエリスを知っていて仲の良い友人である。
さてエリスは厩から白い愛馬を出すと門の前でフェリシアを待つ。
程無くしてフェリシアが出て来ると馬に上げろ為、手を貸そうとした。
だがフェリシアはニンマリと笑ってエリスに言った。
「今日は城下の中心街を歩きたいの、後で城壁の外でやっている新兵の訓練も見に行くから馬は引いて着いて来て!」
エリスは言葉に詰まったが馬から下りて手綱を引き、フェリシアの後を歩き出す。
門扉を潜るとフェリシアはエリスに向かって笑いかけた。
「フッフ~~~ン、早い内に人気の無い郊外に行って、街が寂しくなったら戻る積もりだったでしょう?甘いわよエリス、そんな考えは御見通しですからネ!」
エリスの負けであった。
城下町を歩くフェリシアに街の人々は次々に挨拶をした。
だが仰々しい挨拶でもなく街を歩く御得意さんのお嬢さんに挨拶する様な軽い挨拶だった。
最初は街の人々も平伏してたがフェリシアは「そんなに一々平伏されたら街を歩くのが疲れる!」とか「イチイチそんな事をしていて仕事になるの?」と市民を叱り付ける始末。
やがて街行く人もフェリシアの気性を理解して軽い挨拶をするように成り、この気さくな人柄もフェリシアの人気を高くした。
しかし今日は勝手が違った。
声はフェリシアに向かって挨拶しているのだが、視線はエリスに釘付けである。
街行く人や露天の商人、学生から衛兵に至るまで全ての人の視線がエリスに集中していた。
それもその筈、普段はキッチリ鎧を着ているエリスがあられの無い姿でその抜群のプロポーションを曝しているのだ。
男が見逃せるわけが無い!
更にエリスは男からだけでなく、街の娘達にも人気が有った。
エリスは日頃から「私の御姉様に成って下さい。」と言うラブレターを同姓から貰っていた。
つまり男女を問わず人気が有り、そのファン達から熱い視線が注がれることに成ったのだ。
それにしても人出が多い。
エリスは普段より人が多いのを警戒してフェリシアの斜め後ろにピッタリとくっ付いた。
「陛下、少々人が多過ぎます。何か変じゃ無いですか?」
緊張して声を潜めるエリスだがフェリシアは一向に気にしない。
「大丈夫、何か有ったらエリスが守ってくれるでしょう?」
そう言ってドンドン中心街へ歩いて行った。
中心街に二人にはなじみの店が有ったのだ。
「おばさん、コンニチワ。」
フェリシアが挨拶したのは酒場兼食堂の女将さんで太った中年女性だった。
「フェリシアちゃん、久しぶりじゃ無いか。元気だったかい?」
奥の厨房から夫であるドワーフの親父が飛んで来る。
「オマエ、いつまでも陛下に対してだな・・・スイマセン陛下。行儀の悪い奴で・・・・・・」
「何、言ってんだい。皇帝だろうとアタシにとっちゃフェリシアちゃんはフェリシアちゃんだよ。この娘はアタシのオッパイで育ったんだから。」
この女性ドーラはフェリシアの乳母だったのだ。
「さあ、来た以上はアタシ自慢の昼食食べないと帰させないよ。ホラッ、エリスちゃんもこっちにおいで。」
そう言って店の中に連れ込まれてエリスはハッとする。
外も人が多かったが店の中は昼間だと言うのに客でギュウギュウ詰めなのだ。
「ドーラさん、これは一体・・・・・・」
ドーラはケラケラ笑うと、
「知らなかったのかい?カワイイ恋人に心配かけるから悪戯をされてるんだよ。誰かさんが“今日、エリス様がセクシーな格好でこの店に来る”って情報を流したのさ。お蔭で仕事休んでまでアンタを見に来たスケベどもで町が溢れてるんだ。」
要約エリスは事態を飲み込む。
つまり今日、人が多いのは皆自分を見物に来てたのだ。
そして情報を流したのは・・・・・
「陛下?まさか裏で糸を引いていたのは・・・・・・」
フェリシアがぺロッと舌を出した。
「まさか幾等何でもこんなに人が集まるなんて、男にも女にも人気が有るのねエリスは?」
エリスは自分のお尻や胸に視線が集まるのを感じていた。
見渡すと誰もが皆エリスを見つめている。
エリスはその場でペタンと尻餅を搗いた。
昼食を取るとフェリシアはエリスを伴って城壁外へ出た。
ここで新しく採用された新兵の訓練をしていたからだ。
フェリシアは指揮官に何かを話すとエリスを連れ立って小高い丘の上に移動する。
「ここからなら全てが見渡せるわね。良い景色じゃない、如何エリス?」
確かに見晴らしの良い丘だった。
眼下で蟻の様に訓練している兵士が見える。
「ところで疲れちゃった。何か椅子の代わりに成る物は無いかしら?」
エリスは辺りを見渡した。
だが切り株はおろか手ごろな石すらない。
フェリシアはエリスに言った。
「エリス、貴女が椅子よ。そこで四つん這いに成りなさい。」
エリスは一瞬、耳を疑った。
「エリス、私の命令が聞けないのかしら?」
エリスは慌てて従った。
「その様な事は決して、どうぞ・・・・・・・」
エリスは地面に両手を突くと四つん這いに成った。
フェリシアがその上に腰を下ろす。
「さてと、最後は新兵が重装備で馬に乗って向こうの池を一周して来るそうよ。そしたら皆、私の元へ来るように言ったから、後一時間もしたらココは新兵全員集まるの。そしたらエリスのこの格好を今年仕官した兵士全員に見られてしまうわね。」
エリスは驚いた。
この様な服を着ているだけで十分恥ずかしいのに四つん這いで椅子に成っている所など絶対に見せられない。
そんな事に成ったらエリスは軍には居られなかった。
それ位はフェリシアにも判る筈だった。
ギリギリまでこの格好で居させて自分を虐める積りなのだろうか?
「エリス、幾等何でもこの仕打ちは酷いと思ってるでしょう?」
「いいえ、決して思ってません。」
思わず口から出てしまったが確かに酷過ぎる仕打ちだった。
「あっそう、じゃあ・・・・・・・・・」
フェリシアはエリスのビキニパンツの紐を解いた。
エリスの双臀を覆うものが無くなった。
「陛下っ、一体何を・・・ひゃっ、御止め下さい。お願いです。」
フェリシアの指がお尻の谷間を下ってエリスの性器に触れたのだ。
「御止め下さい。この様な所を見られては私は兎も角、陛下の威信に傷が・・・アアッゥ・・・・・・・」
ピチャピチャと湿った音を立て性器に指が沈む。
「陛下!何故、何故この様な惨い事を・・・・・未だエリスに御立腹なのですか?エリスを辱めたいのなら自分でします。新兵の前で自分を慰めろと言うなら仰せのままに、でも陛下がこんな事をしているのを見られたら陛下の御威光が・・・・・・・・」
フェリシアはあえてエリスを無視する。
「陛下、エリスの罰が足りないのですか?それとも謝罪が十分でないと・・・・・・・・」
やっとフェリシアは顔を向けた。
ニッコリ微笑むとエリスに答える。
「そんな事は無いわよ。エリスが反省してるのは判ってます。でも・・・・・」
フェリシアはエリスの中に指を沈めるとクチャクチャと音を立てて責めまくる。
「貴女は肝心の一言を忘れているの。何だか分らないでしょう?」
確かに分らない。
謝罪の言葉が足りないと言うのなら分るのだが・・・・・
「エリス、貴女は忘れているの?マンイーターで貴女に“お仕置き”した時、私が何と言ったのか?」
エリスは必死で考えた。
確かあの時、「罰を受ける覚えが無い」と言った自分に対して「気付いていない事が罪なのだ」と言われた。
勿論自分が非に気付いていないだけだったが、そのことは何度も謝ってるしフェリシアも許すと言ってくれた。
「私の気持ちを判ってくれない」とも言われた。
確かに自分が鈍感だった。
そしてその後「エリスの性根を叩き直す」と言って、そして・・・・・
エリスは要約、思い付く。
そして思い付いた途端に涙が止まらなく成っていた。
悔しさや悲しさから流す涙でなく嬉し涙を、何であの一言を思い出せなかったのだろう?
「陛下っ、陛下ぁ・・・・・グスン。」
エリスを泣き顔を見てフェリシアは指を止めると反対の手でエリスの頭を撫でた。
「やっと解ったみたいね?じゃあ私が何を言ったか答えなさい。」
エリスは泣きながら答える。
「グスッ陛下は“私の一番大切なモノを奪う所だった罪を反省して貰う”と・・・・・」
フェリシアは満足げに頷くと、
「私の大切なモノって何を指してるの?」
エリスは真っ赤に成った。
自分が答えるのは余りに恥ずかしかったのだ。
だが、
「それは“私”です!」
フェリシアは頷くとエリスのお尻を抓り上げた。
でも等のエリスはその痛みさえ愛しい。
「じゃあ分ってるのね?私がエリスに言って貰いたい一言は?」
フェリシアは立ち上がるとエリスを前に屈みエリスの顔を自分に向かせる。
「陛下、私如きを、そこまで愛して下さってアリガトウ御座います。エリスは二度と無謀な真似は致しません。陛下の“大切なモノ”を傷つける真似は決して・・・・・・・・」
そう言うとフェリシアの胸に飛び込むと小声で言った。
「もう二度と無茶はしません。どうか御許し下さい。」
新兵の訓練が終わると丘の上のフェリシアの前に全員整列した。
純白のドレスを纏ったフェリシアが労いの言葉をかけるが視線はエリスに集中している。
フェリシアは溜め息を吐きながらも嬉しそうに言った。
「こんな格好のエリスを連れて来た私が悪いのは分ってますけど、貴方達!何処見ているの?何でエリスがこんな格好をさせられてるかは知ってるんでしょう?貴方達も私に逆らうと酷い眼に合いますからね!」
そしてエリスを抱き寄せると更に言葉を続ける。
「エリスを口説いても無駄ですからね。エリスはアタシのモノなの!エリスが好きな男の人が出来たって言えば私は身を引きますが簡単に私達の間に入り込めるなんて思わないでよね!」
途端に新兵の間から爆笑の渦が巻き起こった。
さて二人が王宮に戻ったのは日が傾いた後だった。
エリスとフェリシアは馬に乗って門の前に現れる。
エリスは馬を下りてフェリシアに手を貸した。
「馬の手入れをするんでしょう?食事には遅れないでね。」
と言ってフェリシアはジニーと王宮に消えて行った。
だが偶々其処に居たリーザはエリスの様子がおかしい事に気が付く。
頬を赤く染め、動作も何処かぎこちない。
厩に馬を引いて行くエリスの後を追い掛けた。
「エ~リスッ!」
後ろから驚かすとエリスはビクンと飛び上がった。
リーザはレイほどで無いけど気配を消す事が出来る。
でも凄腕の剣士であるエリスには見破れない筈が無かった。
更にエリスはお尻を押さえ込んで蹲ってる。
大体の見当が付いた。
「何の“御仕置き”をされてるの?」
エリスはこう言う時、誤魔化す才能に恵まれていない。
「なっ、なっ、何の事ですか?わっ、私には憶えが有りませんよ。馬にブラシを掛けないと、忙しいから出てくれませんか?」
ここで引き下がるリーザでは無い。
さもなければ皇帝陛下の愛人を横から奪おうなどと大胆な事は考えは出来なかった。
「あっそう!じゃあ良いよ、陛下に直接伺うから・・・・・・」
そう言って厩から出て行こうとするリーザをエリスは引き止めた。
「僕は宮廷医だよ。エリスの事だって責任が有るんだから。さあ白状なさいお尻に何をされたの?言わないと・・・・・・」
リーザは銀色の肛門鏡を取り出した。
エリスはそれを見て怯える。
「これで調べちゃうよ?さあ白状なさい!」
「知りたいの?」
後ろからフェリシアが声を掛けた。
今度はリーザが飛び上がる。
「まったく、油断も隙も無いんだから。無茶な事しなけりゃお尻を使っても良いんでしょう?」
フェリシアがリーザに詰め寄った。
しかしリーザも唯では引き下がらない!
「陛下の言葉じゃ信用出来ませんよ。第一いつも“だってエリスがカワイイんだもの”で、やり過ぎるじゃ無いですか!」
フェリシアも言葉に詰まった。
「へ・い・かっ何したんです?それだけでも教えて下さいよ。」
こう言う時二人は一時的な戦友になる。
エリス攻略の為に。
「エリスは無茶した事は謝ったけど、二度と無茶はしないって中々言ってくれなかったから・・・・・」
そう言って馬の鞍に下げてあった袋から何本かの山芋を取り出した。
「ドーラのトコで貰ったの。これを皮剥いてエリスのお尻に入れたのよ。おトイレとかで出しちゃったら、自分で皮を剥いてチャンと次を入れる事。残りの三日間はそれで過して貰うの。」
エリスはフェリシアに飛びついて口を塞いだ。
「そんな事は説明しないで下さい。」
うろたえるエリスを見てリーザは溜め息をつかずに居られない。
「負けたよ陛下、貴女には・・・・・・・・・・・・」
とても16の小娘が考え付く調教方法では無かった。
続く