これでエリスは20日間フェリシアの奴隷になる事になった。
だが本来この帝国は奴隷がいない。
この国で人身販売は死刑だったのだ。
ではエリスがなった奴隷とは罪人奴隷である。
罪を犯した者が罪の重さに応じて奴隷として強制的に働かされる。
さてエリスにとって問題なのは奴隷の服装だった。
奴隷には屈辱罰の側面が有ったので女の奴隷は極度に布地を節約したTバックのビキニを着け、首に犬にでも使う様な首輪を架けなくてはならない。
昨日は流石に身体を休める為、早々にベットに入れてくれたが今日からフェリシアに虐め抜かれるのは明白だった。
それをその格好で勤めなければならない。
今日は何時も通りエリスが先に起きてフェリシアが眼を覚ますのを待っていた。
「おはよう、エリス良く眠れた?じゃあ早速だけどお尻を出しなさい。」
エリスは真っ赤に成った、が逆らえない。
そもそも奴隷に成らなくてもエリスはフェリシアには逆らえないのだ。
年下の恋人はベットの上以外でも完全にエリスの“お姉さま”なのだ。
「モタモタしないベットの上で手を付いて、お尻を突き出すの。」
エリスはフェリシアにヒップを向けた状態で四つん這いにされてしまった。
「流石は我国一の賢者リーザの薬ね。傷は残らないわ。」
あれほど鞭で打ち据えられたのに殆ど傷は消えていた。
そのヒップに頬擦りしながらフェリシアは言った。
「ウ~ン、スベスベして柔かくって気持ちイイ。このお尻は私の宝物よ。」
そう言うとフェリシアは、その宝物を軽く抓った。
「ヒィ、陛下ぁ・・・・・・」
指に力を入れ抓り上げながらフェリシアはエリスに言った。
「その私の宝物に傷付けたのも罪が重いわ。この20日は辛いわよ?覚悟なさい!」
エリスは脅えながら答えた。
「ハ・・・ハイ、覚悟は出来てます。」
フェリシアは微笑んで手を放した。
「さてエリス、貴女が近衛騎士になった時、私が貴女に上げた御祝いは何だっけ?」
エリスは真っ赤に成って主人を見る。
この部屋にはレイも侍従長も居るのに、恥かしい事をワザと言わせ様としている。
「答えなさい、エリス!」
仕方なくエリスは答える。
「陛下に・・・陛下に可愛がって頂きました。」
「どんな風に?」
侍従長は朝の御茶を持って来た。
この侍従長はフェリシアの教育係だった人物でフェリシアとエリスの関係も熟知している。
「陛下、エリス様も困ってますよ。それ位で許して上げたらどうです?」
侍従長ジニーは言った。
30歳位の中々の美人で女の色香を振り撒いて歩いている様な人だった。
「ほっといてジニー。イイですか、コレはエリスへのお仕置きも兼ねてるんだから。さあエリス、答えなさい。」
エリスは真っ赤になって答えた。
「陛下に・・・陛下に処女を奪って頂きました!」
消えそうな声で言った。
フェリシアはエリスのヒップを一発叩くと大声で言った。
「もっと大きな声でっ!」
エリスは眼を瞑って答えた。
「処女を奪って頂きました!」
フェリシアは満足そうに頷くとエリスのヒップを撫で回す。
「フ~ン、女の私に、どうやって奪われたの?指で乱暴に掻き回された?」
「イ・・・イエ・・・・・」
「じゃあ、何かHな道具で貫かれた?」
「違います・・・・・・」
「じゃあ、如何したの?チャンと答えなさい。」
エリスは観念して答えた。
「へ、陛下が・・・魔法の懸かったリングをアソコに・・・ク、クリトリスに嵌められました。そうしたら陛下のクリトリスが大きくなって・・・その、男の人のモノの様に・・・それで貫かれま・・・した。陛下っ!もう御許し下さい!ウワァ~~~ン」
エリスは泣き出してしまった。
しかしエリスの頤に指を当てて顔を上に向かせるとフェリシアはキスをする。
そして、
「駄目よ、恥かしい思いするのもお仕置きの内なんだから。さあ、その後は?一回貫かれただけ?」
「アアッ・・・それからは毎晩の様に・・・ご存知でしょう?陛下っお願いです、もうこれ以上は・・・・・」
だがフェリシアは赦さない。
「私のモノに犯されて、ドウだった?答えなさい。」
エリスは追い詰められた。
「最初は痛くて気持ち悪くって・・・!アアッ、ゴメンなさい。指を、お尻に指を入れないで下さい。だって、だってぇ・・・ううっ、でも・・・その内気持ち良くなって、陛下にもっとして欲しく成ったんです。もっと陛下に可愛がって欲しくって・・・だから誉めて欲しくて、この間も・・・アァ・・・御許し下さい。許してぇ・・・・・・・・」
フェリシアの指にアヌスを貫かれエリスは泣きじゃくった。
散々エリスを泣かせた後フェリシアはエリスのお尻から指を引き抜く。
「エリス、私は今日これから隣国の大使と会談します。貴女は傷が癒えてないから今日はユックリ休みなさい。どうせ貴女の事だから奴隷に成っても付き添う積りだったでしょう?」
流石に見抜かれてた。
だがその後の言葉をエリスは理解出来なかった。
「私は夕方には戻ります。一緒に御食事しましょう。そして今晩、貴女に処女を捧げて貰います。」
もう自分は処女じゃない。
フェリシアは何を言ってるのだろう?
「陛下、私はもう・・・・・・」
理解出来ないエリスにフェリシアが生温かく微笑んだ。
「有るじゃない?ウ・シ・ロ・の・処・女が!貴女がお尻を弄られるの嫌がってたから指だけで許してたけど、お仕置きを兼ねて今回は犯させて頂きますからネ。」
エリスはカタカタ震えだした。
だが今までフェリシアは散々とエリスのお尻の処女を欲しがったのにエリスが余りにも怖がったのでフェリシアは指で責めるだけで許してくれた。
ここでフェリシアにアヌスの処女を捧げれば少しでも罪滅ぼしに成るかも知れない。
「ハイ、か・・・覚悟は出来てます。どうか御存分に・・・・・・・・」
脅えながらも覚悟を決めたエリスにフェリシアは微笑んだ。
「イイ娘ね、エリス。じゃあジニー、アレ持ってきて。」
フェリシアは侍従長に言付けた。
侍従長は銀のお盆に何かを載せて持って来た。
「お食事が終わったら、私は暫く執務が有るの2~3時間で終わるから、その間にコレを使って綺麗にしてね。使い方は・・・ジニー教えて上げて。」
侍従長は即座に答えた。
「許して下さい。私は嫌ですよ恥かしい・・・・・・・」
と言って逃げてしまった。
何時も滅多に表情を変えないレイですら耳まで真っ赤に成っていた。
「アラ・・・でも私はもう行かなきゃ。レイにはエリスの代りに護衛して欲しいし・・・。ジニ~~~ッ貴女が言ってくれないとエリスが他の人に聞かなきゃ成らないから、今晩何されるか皆に曝露ちゃってエリスがスッゴク恥かしく成っちゃうよ?」
ジニーは声を張り上げた。
「それなら許して上げなさいまし。全く御意地の悪い。分りました、私が御教えします。その代りエリス様は優しく扱って上げて下さいな。」
フェリシアはピョコンとベッドから飛び降りてジニーにキスをした。
「だからジニーって大好きよ!行って来ます。」
そう言って着替えながら出て行った。
行儀の悪さに呆れながらも微笑むジニーはエリスに向き直った。
「あんな調子ですが陛下はエリス様が好きで好きで仕様が無いんです。だから貴女の無茶に御立腹で・・・・・陛下の気持ちも察して上げて下さいな。ところで・・・・・・」
ジニーはお盆の上からガラスの筒を取り上げた。
「何だか判って無いでしょう?使った事も無いんじゃない?」
確かに見た事も使った事も無い奇妙な道具だった。
エリスは首を傾げた。
「これ、浣腸器よ・・・・・・・・」
ボッと音がしてエリスの顔がトマトみたいに赤くなった。
「そっそっそっ、それで私に、なっ、何をしろと仰るんですかーーーっ!」
エリスはオロオロとうろたえる。
「だから、お尻をその・・・使うから綺麗にしとけって・・・・・ああっ恥かしい何を言わせるのですか・・・・・・・」
ジニーまで真っ赤に成った。
エリスは飛び起きると窓から上半身を乗り出した。
主を見下ろすのは明らかに無礼な行為だが、それに気が付かない程、エリスは慌てていた。
塔の下では、何時の間にかキッチリと正装に身を固めたフェリシアが馬車に乗ろうとしてる。
「へっ、陛下~~~っ!」
「エリス~~~、行って来まーーーす。」
本来なら塔に閉じ込められたエリス姫と救いに来た勇者フェリシアに見えなくも無いが、エリスにとってフェリシアは今、自分を閉じ込めてる魔女に違い無い。
「御願いです陛下っ、何とぞ御許し下さい。エリスは耐えられません!」
馬車に乗りかけたフェリシアは一端降りて両手を腰に当て、怒った顔をした。
「駄目ェーーーッ、エリスッ!恥かしいのも御仕置きの内よ!潔く罰を受けなさい!それにエリスのオッパイはオシリの次に私の宝物なのよ、無暗に人目に晒さない!」
エリスは全裸で上半身を乗り出していた。
見れば迎えの騎士や御者が涎を垂らしてエリスを見てる。
エリスは慌てて両手で胸を隠した。
「私のオッパイを人目に晒した罰も含めて、今晩は激しく御仕置きしますからねっ。覚悟して置きなさいっ!!」
エリスはその場で座り込んだ。
更に陛下を怒らしてしまった様だ。
ジニーが肩を叩いた。
「御食事の時に御願いするしかないですね。」
ワ~~~ッとエリスは突っ伏した。
逸れを見ながらジニーは「虐めれば、こんなに可愛いんだもの、絶対に姫様は許してくれないでしょうね・・・・・」と心の中で溜息を吐く。
さて当のフェリシアだが、さっきのはポーズに過ぎず怒ってなどいない。
むしろ今晩エリスを責め立てる口実が出来て喜んでいた。
まだ若いネンネの従者が尋ねる。
「陛下、エリス様に何を為さるんですか?エリス様はイイ人です。こんな私にも気さくに声を懸けてくれて、御願いですエリス様に酷い事は・・・・・・・」
フェリシアはその娘に
「大丈夫、私が大好きなエリスに酷い事する訳ないでしょ?からかってるだけよ!」
若い従者が逸れを聞いて微笑む、安心したのだろう。
だが年上の従者は明らかに「良く言うよ!」と言う顔をし、レイは顔を赤らめて黙り込んだ。
続く